妄想の塊:短編

□妄想会話@
1ページ/1ページ



峯岸さんがたまたま見付けたという、自分達を題材にした小説がネットに蔓延っていると話題に。
それを煽るように説明し、高橋さんに書いてほしいと頼む小嶋さん。

----------------------


「書いてよ。たかみな漫画好きなんだから小説書けるよ」

「関係ないやろ(笑)書けん、ってー」

「前もなんか書いてたじゃん。『GAME』とかいう」

「なー!よく覚えてんねそんなの忘れてよー!」

「だから書けるよ書け」

「無理ですってぇ〜」

「あー、無理とか言っちゃいけないんだー」

「なんのルールだよ(笑)」

「陽菜が書いてって言ってるのに、たかみな無視するんだ」

「いや、ってか書いてどうすんの」

「みぃちゃんと読むー」

「へっ?」

「みぃちゃんと読んで評価する」

「誰が得すんのそれ(笑)」

「あっ、いい事考えた!たかみなラジオの新しいコーナーにしなよ。で、点数つけて…」

「無理無理無理無理!元々文才なんか無いのに、その上電波乗せるとかなくね!?」

「また無理って言ったー。文才に関してはあたってるけど」

「才能無いのわかってて、さっきから何をやらそうとしてるん(笑)てかホント無理。何より恥ずかしい!」

「えっ。たかみな、私との関係が恥ずかしいって事?」

「ちがっ、ちがうよにゃんにゃん!」

「そうなんだ。今までずっとそう思ってたんだ…」

「いや、恥ずかしいってか、こっぱずかしいっていう…」

「ほらぁ!やっぱり恥ずかしいんじゃん!」

「もうネットにそういうの沢山あるんやろー?それ読めばいいやん」

「たかみなのが読みたいのー」

「あたしが書くとか生々しいって…(笑)」

「まぁだわかんないの?だからいいんでしょー!?ほんっと鈍感すぎるよたかみな。この先ちゃんと私とやって行ける?あー、もうほんとに心配!」

「えーっと…。なんかすんません…」

「たかみなが何考えてるか知りたいだけなのに。鈍感!どんみな!いや、ドン高橋!」

「そんなドン小西みたいな…」

「はぁ?つまんないし、突っ込むとかおかしいし(笑)あたしの隠れた乙女心返してよ。返せ!」

「ま、まってよにゃんにゃん。直接聞いてくれたら言うから。何も小説にしなくてもさ…」

「だって聞くの恥ずかしいし(笑)」

「なんでや(笑)」

「たまにびっくりするくらい強引な事もあるけど少なすぎる。いっつもあたしからばっか!まじでなめんなよチビ、ヘタレ、リボンバカ」

「えー。なんで若干けなされてるんー…」

「書いてよね」

「もー、わかったよぉー。書けばいいんやろぉー?」

「今なっ」

「い、今!?」

「みなみは陽菜とどうしたいの?今すぐ知りたいよ、みなみ…」

「にゃ、陽菜…」

「って言えばイチコロだよね〜」

「くあー!ちきしょー!(泣)」



<


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ