妄想の塊:短編
□妄想会話@
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峯岸さんがたまたま見付けたという、自分達を題材にした小説がネットに蔓延っていると話題に。
それを煽るように説明し、高橋さんに書いてほしいと頼む小嶋さん。
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「書いてよ。たかみな漫画好きなんだから小説書けるよ」
「関係ないやろ(笑)書けん、ってー」
「前もなんか書いてたじゃん。『GAME』とかいう」
「なー!よく覚えてんねそんなの忘れてよー!」
「だから書けるよ書け」
「無理ですってぇ〜」
「あー、無理とか言っちゃいけないんだー」
「なんのルールだよ(笑)」
「陽菜が書いてって言ってるのに、たかみな無視するんだ」
「いや、ってか書いてどうすんの」
「みぃちゃんと読むー」
「へっ?」
「みぃちゃんと読んで評価する」
「誰が得すんのそれ(笑)」
「あっ、いい事考えた!たかみなラジオの新しいコーナーにしなよ。で、点数つけて…」
「無理無理無理無理!元々文才なんか無いのに、その上電波乗せるとかなくね!?」
「また無理って言ったー。文才に関してはあたってるけど」
「才能無いのわかってて、さっきから何をやらそうとしてるん(笑)てかホント無理。何より恥ずかしい!」
「えっ。たかみな、私との関係が恥ずかしいって事?」
「ちがっ、ちがうよにゃんにゃん!」
「そうなんだ。今までずっとそう思ってたんだ…」
「いや、恥ずかしいってか、こっぱずかしいっていう…」
「ほらぁ!やっぱり恥ずかしいんじゃん!」
「もうネットにそういうの沢山あるんやろー?それ読めばいいやん」
「たかみなのが読みたいのー」
「あたしが書くとか生々しいって…(笑)」
「まぁだわかんないの?だからいいんでしょー!?ほんっと鈍感すぎるよたかみな。この先ちゃんと私とやって行ける?あー、もうほんとに心配!」
「えーっと…。なんかすんません…」
「たかみなが何考えてるか知りたいだけなのに。鈍感!どんみな!いや、ドン高橋!」
「そんなドン小西みたいな…」
「はぁ?つまんないし、突っ込むとかおかしいし(笑)あたしの隠れた乙女心返してよ。返せ!」
「ま、まってよにゃんにゃん。直接聞いてくれたら言うから。何も小説にしなくてもさ…」
「だって聞くの恥ずかしいし(笑)」
「なんでや(笑)」
「たまにびっくりするくらい強引な事もあるけど少なすぎる。いっつもあたしからばっか!まじでなめんなよチビ、ヘタレ、リボンバカ」
「えー。なんで若干けなされてるんー…」
「書いてよね」
「もー、わかったよぉー。書けばいいんやろぉー?」
「今なっ」
「い、今!?」
「みなみは陽菜とどうしたいの?今すぐ知りたいよ、みなみ…」
「にゃ、陽菜…」
「って言えばイチコロだよね〜」
「くあー!ちきしょー!(泣)」
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