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□兄さんって呼んでイイですか?4-2
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「じゃあ、今回は燐とも一緒にお泊まりできるんだね」
「そうだな」
合宿のことがみんなにも知らされた日、俺は早くも激しく危機的状態にいた。
「一緒にお風呂入ろうよ!」
「……………」
しえみの目がキラキラと輝いている。一応俺も男なので可愛いと思う。が、そんな顔で言われても困る。
「いや…ちょっと俺、風呂は……」
「…?」
「あ!もしかしてちょうど………カブってるの?」
カブってるの、のところでしえみは声のトーンをおとした。…どして?
「?」
「?あの日じゃないの??」
「///!!!!」
そんな日は来たこともないし、来る予定もない!男としとのプライドもあるにはあるわけだし…(女装はおいといて)
んな訳ねーだろっ!って言いたいけど…
「…………うん、そう」
こう言うしかなかった。
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