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□兄さんって呼んでイイですか?5
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「んっ・・・」
「お、起きたか?燐」
「じじぃ・・・?なんで・・・っていうか勝呂は?ここどこ?」


目が覚めたら目の前にジジィの姿があった。
周りを見渡すとよく知った俺の部屋だった。
ジジィの話によると、ジジィがここにいるのはメフィストに俺と勝呂がペアを組むと聞いて心配して仕事そっちのけできてしまったからだそうだ。
そこで雪男たちが俺と勝呂が閉じ込められた部屋の前で立ち往生しているところに出くわしたらしい。あの部屋は内側から鍵を閉められていたらしいが部屋の内側に鍵なんてなかった。絶対メフィストの仕業だ。


「メフィストのやつ・・・何考えてんだよ」
「あいつと付き合いの長い俺でもわかんないんだ。誰も理解できねーだろうなぁ・・」


で、ジジィがメフィストから鍵を奪ってきて扉を開けた。
そこにいた俺が倒れてて勝呂に膝枕をされていたらしい。
雪男は「殺す」と銃を向け、志摩は「何があったん!?ずるいわぁ!!」としつこく勝呂に付き纏っていたそうだ。
なんだか勝呂に悪い気もする。






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