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□坂田家と-4
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「うおっ!!!」
「どーしたの!?銀ちゃん!!」


久しぶりの休日に朝風呂していたら廊下の方から可愛い兄の声が聞こえてきた。
急いで声のした方に走っていったら涙目な銀ちゃんが頭を押さえて立ちすくんでいた。


「え?ちょ…何があったのっ!?」
「眼鏡忘れて、取りに行こうとしたら壁にぶつかった…」
「なにそれ可愛い!!」


ちょっと本音がでただけなのに気持ち悪いって言われたうえに、眼鏡を取ってこいとパシられてしまった。
銀ちゃんは酷い遠視で昔から眼鏡がないとよく転んだり、ぶつかったりしている。ひどく可愛いので高校のときはよく隠して遊んだなぁ…。
まぁ、中退してからは止めたけどね。



「おい、金時」
「ん?なんだよ、白兄」
「お前何でタオル1枚なんだ??」
「あ…」




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