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□明日なんてない
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部活が終わると、いつも神童と一緒に帰る。
今日は、特に夕日が綺麗だ。
紅く燃え上がる。
その夕日で、神童の頬は紅く染まって居て照れて居るようだった。
今日で、神童を見るのも最後だ。
さよならと言う言葉も言えずに、俺がお前の前から居なくなるとも知らずに。
お前の事が好きだとも告げられずに。

「じゃあな!霧野」
「ああ…」
これで、神童との会話が最後だった。
そう、つまりは







明日なんてない










俺は、今日中に死ななければならなかった。
依頼だったから。
神童のためだから。
神童の父親からだった。
一緒、困らない位の金をやるから息子の拓人の将来のために死んでくれと。
神童は、最近サッカーばっかりやっているため成績が落ちたらしい。
サッカーに誘ったのは、紛れもなく俺。
俺が居なくなれば、サッカーを辞めて、勉強もはかどると言う考えなんだろう。
でも、これは犯罪。
そうだ。つまりは、俺は事故もしくは、自殺として死ななければならないのだ。
本当は
死にたく無い。
でも、家庭と言うのは以外と儚い物で。
親は、こう言った。
「家族のために…死んでくれない?」
と。
完全に、生きている価値がないと思った。
だから、今死ねば生きていた価値が得られるんじゃないか?と
思ってしまった。
思いたく無かった。
本当は怖いんだ。
でも…でも…
一度えらんだ事なのだからと。
今日でさよなら。



続きます\(^o^)/
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