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□なにをみてきた
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俺の目の前で佐久間は言った。
「昔の帝国が良かった」
めったに、怒らないと思っていた自分の心の底がカッと熱くなった気がした。
そして、佐久間の一言で皆の俺に対する同情の用な視線が飛び交った。
「佐久間…」
静かに口を開いた
不動がこちらをじっと見る。
舐め回す用な、はたまた好奇心たっぷりの用な視線
そんな視線気にしてるヒマは無かった
「佐久間、昔の事ばっかり見るんじゃない
未来の煌めく時の中の何を知ってるって言うんだ
佐久間は、鬼道の事を気にしてるのはわかる。
だけど…今は」


続く
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