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□低空飛行
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「!?」
その光景に目を見開いた。
そう倉間先輩は…



あの人とキスをしていた。
あの、南沢という奴に。

俺は逃げた。
必死に無我夢中で走った。
そしてやっと、校門の前に。
俺は息切れをしていて、汗もかいていた。
丁度出くわした松風は、タオルを貸してくれた。
「ありがとな…」
そう言うと、松風はニコリと笑って、「タオル、いつでもいいから!」と言った。
ああ、あいつは性格からしてモテそうだなと、思った。
さっそく俺から松風は離れると、マネージャーの葵とかいう奴にチョコをもらって居た。
松風は嬉しそうだ。
その顔を見て、(倉間先輩は南沢さんとキスして嬉しかったんだろうな、、、)そう思った。
きっと同じ十番だから、あの人と
だから仲良くしてくれるだけで、それに俺の片思いだから…
「…俺、馬鹿…みてぇ…」
ボソリと呟いた。





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