Poem

□僕の左側に咲いた花。
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何時も 君が居た左側
今は風が流れて行く
ねぇあの日 僕らは違う事を祈っていたのかな


昔から二人は 仲が良くて
会う人会う人に"二人でひとつだね" 
なんて言われてた 幸せな日々


あの頃の想い出を 忘れる事も出来ず
隅にいることさえも 僕の心は拒んでいて


嗚呼 こんなにも 別れが辛いなんて
僕は知ろうとしなかった
きっと 解ってたから
君が 僕にとってどれだけ大切な人か
もう 解っていたんだろうね
どうして もっと早く 認めなかったのだろう?
今なら素直に言えるのに…



言葉が造る 唄と音は
あの頃みたいに輝いてはいなくて
まるで光の無い闇の中 歌をうたっているようで
もう一度だけ あの日に戻りたい
そして 一度だけ君に伝えたいよ この想いを
神様はこの願いを聞き届けてくれるだろうか…



君と歩いたこの道を
独りで歩いてみる
ねぇ あの日 本当に幸せだった
戻せない思い出


春は 出逢いの季節と言うけれど
別れの季節でもあること
君は知っていますか?
僕らの 別れの season


そう僕等は 結ばれることの無い運命
そんなこと 忘れる位 君を愛してた
きっと 知っていたから
君と僕はずっと一緒には居られない事を
もう知っていたんだろうね
誰も認めてはくれないことを
それでも 信じてたかったんだ……




何時も─


君が居た 左側今は風がなだめているよ
ひとつだけそれだけでいい
神様願いを叶えて



春に咲いた 季節外れの薔薇
誇らしげに咲いている。

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