Poem

□あいたいの君に。
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目の前の 厚い透明な仕切り
向こう側で 君は笑う、僕は泣く。
アイ反する想い、あい反する感情

決して交わることのない二つの世界 
でも隣に並ぶお互いの存在は感じている
そんな二人がある日 同じ場所で、同じ時に出会った。
何か足りないと感じていた、それが何か、今解って。
 そして僕の感情はまた二つに割けた

「ばいばい」「さようなら」
    「「また会おう。」」


同じだけど違うきみ
僕はボクであって 君はキミで
愛したいくらいに殺してしまいたい位に
ーそばに居たくてー
この壁を通り抜けて、今すぐ君の元へ。

真逆な僕ら。
でも真逆は反対なんかじゃなくて
本当はきっと紙一重。
背中を合わせて、
  手あわせて。
届くことのないおもい、だからこそ僕は願うんだ。



あいたいのきみへ。  二度と同じ人生を歩めないと云うのならば
あいたのきみが、   たとえ今届かない場所にいても
あいたいのきみと   次会うときは、きっと、触れられるキョリで。




あいたいから、きみに。

ただ、きみと、笑いあっていたいんだ。

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