静臨小説
□君がいないと寂しくて
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「んっあ……ふぅ…んん……」
とある高級マンションの最上階の寝室に、臨也の声が響く。
臨也は自分のモノを弄りながら吐息を漏らしていた。
「っは…っはぁ…っ……しず…ちゃっ…んぅ」
最近、シズちゃんが俺の誘いを尽く断る。
そのせいで俺は寂しくって…
こんな感情に成るのは、初めてで
…どうしたら良いのかわからない。
そんな俺が辿り着いたのが、自慰だった。
シズちゃんに触られて、言葉で攻められて、名前を呼んで…
頭の中でシズちゃんが俺を犯す。
「っん…ぁ…」
何時もシズちゃんがしてくれるみたいに、裏筋を刺激する。
シズちゃんに申し訳ない気持ちになりながらも、止められない。
絶頂が近いのだろう…何も考えられない。
俺はスパートをかけた。
「んっ……ふぁぁ…
ーっやぁぁぁぁっっ」
ぱたたっ…
「…っはぁ…はぁ、はぁ…」
白濁した液が手の上に落ちる。
あーぁ。
なんかまるで俺みたいだ。
くすんで、歪んだ俺の思い。
ただただシズちゃんが好きなだけで。
でも…それがシズちゃんを苦しめてしまうのだろうか……?
ただ、好きなだけなのにな…。