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□好きって感情は
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「おっにさんこっちらーてーのなーる方へー」
「死ねぇぇぇぇぇええ!!」
「セルティーのお弁当は今日も最高だよ……」
「お昼くらい静かに食べれないのか?」
これが俺の何時も。
これだけでわかってもらえると思うが、個性が強すぎるんだよね。
でも、俺はそれが好きだし、しっくり来る。
それが変わらない筈だったのに、最近ちょっとおかしいんだ………。
「ごめん!ドタちん!」
「え?うわっ!」
謝るのと同時に、俺はドタちんに覆い被さる様に倒れ込んだ。
ドク、ドク、ドク、ドク……
頭に響く血の流れる音が、俺を慌てさせる。
「ご…ごめんードタちん!ちょっとーシズちゃんのせいだからね?!」
何時もなら上手く回る頭も何故か回らない。
どうしたんだよ……
俺は何時もの俺を保持するだけで精一杯だった。
ドタちんは何時も通り、許してくれたが。
おかしい。
これは…どうすれば良い…?