臨静小説
□ミサンガ
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にしても、本当に何でこれなんだ?
そう言えば新羅が、セルティーと御揃いでつけるんだーとかいって作ってたな…。
て言うかよぉ…
こんなんで願いなんか叶うのかよ。
まぁ、俺には願いなんて無いがな。
と思ったが。
そういえば。
「…あぁ」
有ったあった。
有ったじゃねぇか。
俺の願いは──
俺は右手首に其を巻き付けて家を出た。
願いが叶います様に…
なんて珍しいことを思いながら。
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