静臨小説
□君がいないと寂しくて
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シズちゃんが好きで、
居ないと駄目で。
何時からこんなに弱くなったんだろう?
今も、今までと変わらず池袋の町を走り回っている。
それさえも最近はない。
おかしいと思って、
追跡してみたりしたんだけど…
案の定、シズちゃんは普通に仕事をしていた。
それからシズちゃんに変わった様子はなくて。ちょっと何時もより忙しそうだなー…って感じる程度。
そしたらさ、もう、仕事忙しいんだな…とか思うしかないじゃん…
もっと逢いたいよ…
抱き締めて、キスして…
いっぱい話したいこともあるのに……
シズちゃんに近付けば近付くほどに、シズちゃんを求めて、どんどん貪欲に成って行く自分が居て。
でも
それはシズちゃんにとっては迷惑なのかも知れない。
それでもやっぱり……
「シズちゃん……
逢いたいよ……っ」