静臨小説

□寂しがり屋な君が好き
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ドアノブに手を掛けて…異変に気付く。


「あっ……ん……はぁ、はぁっ…」


臨也が…一人でしてる……?!


俺はドアに耳を思いっきり当てて息を潜めた。



「ーっはっ………あぁ…ん……



シズ…ちゃ…ん…っ」


そしてはっきりと聞こえた。

甘く喘ぐ声と、
俺の名前を呼ぶ臨也の声が…






きっと寂しかったんだろうな。


俺は最近、仕事を詰め込んでた。
そのせいで、臨也の誘いを断っていた。

ある時、トムさんに言われたんだよ。


『なぁ、静雄。女ってのはな、サプライズに弱いんだよ。
サプライズプレゼントなんかしたら……コロッ……とな。』


それを聞いた俺は、臨也にサプライズをしようと決めた。

だが、どう考えたって臨也の方が稼いでる。

俺が敵うわけがない。
だったら、働きまくって全部貢いでやろうじゃねぇか…

と思って、これまでに至る。




それを話したら臨也のやつ、
嬉しそうにニコニコ笑いやがって、(俺は女じゃない!って途中で叩かれたけどな。)


それが余りにもかわいかったから…







ぱくり。









ごちそうさま。
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