わーきんぐ!佐藤編
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「……キッチン担当…、志麻楓、です。………よろしく、お願いします」
思いついたようにゆっくりと言ったそいつは、ぺこりと一礼して女子更衣室に入って行った。
自分が無愛想な方だと自覚しているが、今の奴は俺以上に無愛想だと感じた。というか、無感動な印象を受けた。
しかし同時に、まぁ別に関係無いけど、とすぐに仕事に戻る。
仕事するならどんな奴でもいい。俺のバイトでの評価規準はそんなもので、見た目通りに周りへの関心は低い。
だから最初の印象はそんなものだった。
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