novel
□アイボウ(軌雨?)
2ページ/6ページ
「!?あがっ!」
首が苦しい。何が、起きてる、んだ…?
「妖気から見て中等ぐらい?んーまだ弱いねぇ」
「ぐっ!はなっ…!」
いつの間にか宙に浮いてて
首にはさっきの男の手が俺の首を絞めていて
いきが、できな い
「殺す気ないよ。お前には強くなってもらわなきゃ」
「俺がお前の兄貴だって言ってもあんま反応ないから言うけどさ
お前のお母さん殺したのは…―――――!
!!
「舞え、風花!」
何処からともなく声がした。
この声は…!
「総長!!」
術を言った途端目の前は綺麗な花で覆われ
目の前に居たあいつは居なかった
たすかった…?
「葵、平気か?早くこの場から離れるぞ!早くしろ!」
「待て!総長!こいつは…!」
「後で聞く。今はそれどころじゃない。かなり危険だ。遠いところまで逃げるぞ。奴の力はわしでは敵わぬ」
総長も知っているのか、こいつを
俺の兄貴であろうという人物を
――――――――――!!
「…馬鹿な女」
総長の前に大きな影が覆った