葵about

髪色:青緑
目の色:青
着物:薄い色を好む。水色など
好物:団子(あんこ)甘いもの/刀(短刀)イチゴジュース/着物/春/平凡


生まれは京の高貴な館。
父が関西の頭だったので一応裕福であった。
が、父が遠出して館にいなかった時、警備も万端だったその国は
一夜にして何者かの手により消し去った。愛しい母も大好きな友も
優しい妖怪達ももう還らぬものとなってしまった。
13歳だった葵にとってそれはとても残酷で。
葵はもう二度と帰って来ない愛しい母の前で
狂ったように笑っている奴に
泣き叫び怒りに狂うがそのモノは葵には手を掛けることなく
逆に恐いくらい優しい手つきで葵の顔を一撫ですると
「お前は強くなれる。そう強く」と言うとその場から消え去った。
葵は追いかけるがもう何処にもその姿はなく残された孤独と母を抱き、
「絶対許さねぇ……絶対見つけ出して仇をとってやる…!」と心に強く願い葵は強くなることを決心する。
14歳の頃、父と反発し家を飛び出す。そこでは初めて外の世界に出た葵を
容赦なく食い殺そうとする妖怪と妖怪というだけで追い払い差別する人間達…。
今までこんな広い外に出たことのない葵にとって国の中の妖怪や人々は
みんな仲が良く親しみあっていたのが当たり前だったので葵にとってはとても悲しく、
辛く、理解するのにとても苦難であった。1年が経ちそれなりに今の生活に慣れてきた葵は東北に大きな団があり
そこにはたくさん強い力を持った者が集まっているとの事。
葵はそれを聞きすぐにでもそこへ行きたいと

焦る心情を抑えながらひと月掛けて辿り着き、
葵はこの団に入ってもっと強くなりたいという願いと期待でいっぱいだった。

「ここに何の用だ?」

不意に背後から声がしたかと思い即座に後ろを振り返るとここの団の者だと思わせるような雰囲気を醸し出している男が立っていた。葵はここに俺を入れてくれ!と頼むが、すぐに鼻であしらわれ帰れと言われた所でここの総長、雨怨が現れ葵を引きとめ、顔を覗き込み数秒見つめると、ん〜…と唸りながら「お主、ここに入りたいんじゃろ?なら、ちょっとした試験をしよう」と言って葵を自分の団へと引き入れた。
葵はここで強くなっていき昔の真相を知ることになる。

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