太陽を取り戻せ!

□第四夜 新たな依頼
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次の日、ってても日が昇らないからどこからどこまでが一日かよくわからないけど夏目から急に呼び出された。

夏目のテンションが異常なのがめちゃくちゃ怪しい。

しかも待ち合わせ場所が居留地区の中じゃなくて府庁の前だってところが余計に怪しい。

そういえばあの少女はこの辺に住んでるとか言ってたな、とか考えながらいつものようにあいつを待っていた。

「竜、待たせたな。」

この声がだれのかなんて一発でわかる。夏目だ。

「相変わらずおせえんだよ。」

何回注意しても遅刻癖が直らないものだから今日こそはガツンと言ってやろうかと思っていたのだがどうしてもできなかった。

「ごめんね、私がもたついちゃったばかりに。」

そこにはなぜか天音まで。よくわからないけど天音の前ではそこまで暴言とか吐けないんだよな、いつも。

「あれ、なんで天音までいるんだよ?」

「それが実はな・・・・・」

夏目が上着のポケットから折り紙かと思うくらいにきれいに折られた紙を取り出して広げてみせる。顔が誇らしげなのがなんか気分悪い。

「これは?」

「ルナ様じきじきの命令状。今日から俺達もAランクの影討伐に加わることになったのさ。」

たしかにその命令状とかいう紙には高級そうな印鑑が押してあって、その横にはルナというサインがあった。

「ってことで今回は三人でやることになったから、たのむぜ!」

夏目がバシバシと背中を叩くのにイライラしながらこの三人でやっていくのが想像できない。
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