【物】駄文【語】

□光に焦がれて
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村から離れた森の中、人目を避けるようにして彼は一人で生きていた。
自分自身ですら見たくないとでも言うかのように、全身に包帯を巻いて。
そう。
顔ですら包帯で覆い隠し、さらにはフードも目深に被り、包帯の隙間から覗く研ぎ澄まされた鋼のような瞳をも見るなというかのように。


そんなふうに静かに生きていた彼、エミヤの周りが騒がしくなったのは突然のこと。
ある出逢いをきっかけにエミヤの生活が様変わりしていくのであった。
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