うたの☆プリンスさまっ♪
(名前変換は無いため、“怜奈”で進めさせて頂きます。)


ざあざあ、と言う雨の音
ネットの天気予報では明日の朝頃まで雨と言う予報に溜息を付きながら、パソコンを閉じカーテンが開いて雨模様の空を見る


「あめ、とか」


なんだか今日だけで、幸せが全力疾走で逃げるんじゃないかと思うほどもう一度溜息を零した
そんな時、コンコン、とノックが聞こえ適当に返事をしたら…其処には、


「…あら、」


「退屈そうにしてるよね、怜奈は」

「……そりゃ失礼しました」

「シュークリーム、ないの?」

「あいにぃ、シュークリームの皮剥くだけでしょ」


何が合ったのかたまにシュークリーム出したらぱりぱり、と皮を取った時がった。
よくよく聞けば親睦会が原因らしいが何があったんだ…。


そんなことはさておき、じい、とあいにぃの綺麗な人見が私を見る
…目線を反らせないのだが、どうしよう。妙な沈黙が流れる


「ね、」

「うん」

「案外怜奈って、乙女チックな考えで“今日七夕だから織姫と彦星が逢えなくて可哀想…”とか思ってない?」

「……」


ぎくり、


「図星だね」

「…うるさい」

「でもそういう所は可愛いと思うよ、」

「はい、!?」


あいにぃ!?
意外な発言に目を見開きながらきょとん、と目を見開いているだろう。その後、ゆっくりと近づくあいにぃ


「えっと…あ、あいにぃ?」

「そう言う所って、レイジとかにも見せてるの?」

「ち、が」

「そうだったらまぁ…許すつもりもないけどさ、でもさ」


ぎりぎり唇と唇が触れない部分
吐息がかかり、首元がくすぐったく感じる。


「僕が彦星だったら、雨だろうがなんだろうが織姫を連れて帰るから」

「…っ、そういう口説きは、!」


ちゅ



「本当に可愛い可愛い僕の妹であって、恋人だよね」

「う、ううるさい!」



新人アイドルである、五月七日怜奈
ゆっそりとですが――年下でミステリアスでお兄ちゃんの1人であるあいにぃ――美風藍と付き合ってます



ざあざあざあ、と雨が降る中
私達は出逢っています。逢えない事なんてないですから、!


__
拍手、ありがとうございました!






[TOPへ]
[カスタマイズ]

©フォレストページ