時を超えて-book-

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今日は、ちよちゃんと双熾の歓迎会をするみたいです。

連とちよちゃんと双熾は出かけてくれました。


「はいこれ、なんでもカルタちゃんの好きなものでいいからお願いね」

「……好きなもの…?」

「はうぁあ…」


「野ばらちゃんは相も変わらず…」

「柚葉ちゃんの困った顔もメニアック!!!」

「あ、はは…」


私はちのちゃんたちの、わっかの飾り付けを手伝うことにした。


「…わ、わっかいっぱい!」

「柚葉ちゃんも手伝って〜」

「はーい。ふふ」

「?」

「こういう作業、結構好きなの、」


数時間後。


「いっぱいでき…柚葉ちゃんの、多ッ」

「一言も話してなかったもんな」

「かるちゃん遅いねー」

「そうね…」


野ばらちゃんはかるちゃんに電話する。


「繋がらないわ…どうしたのかしら…」

「…そろそろ連たち帰ってくるし、探しに行ってもらお?私も、行く」

「んじゃあ、俺も」

「拓真…ありがとう、」

「あたり前だ、っつの」


「ただいまー」

「あ、帰ってきた」


野ばらちゃんは思いっきりドアを開けた。


「あら?」

「おいおい、ペラペラになったじゃん」

「ツッコまないわよ。それどころじゃないの」

「?」

「カルタちゃんが…帰ってこないの」

「え…?」


「探しに、行こ?」

「…危ない時間になってきたしな」



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