時を超えて-book-
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帰ると、クラッカーが、2人に降りかかる。
「おかえりなさーい&妖館へようこそー」
「わーい、わーい!」
「ようこそー」
「な…っなんだ、これは、」
「歓迎会よ」
「遅くなってごめんなさい…なかなか見つからなくて、これ、お祝いっぽいかなって」
そう言ってかるちゃんが持っているお料理は、
「うん、それ、クリスマス会だな」
クリスマスっぽい、お肉でした。
「おいしそー!」
「っていうか、柚葉ちゃん泣いた!?」
「へ?あ、うん…まあ」
「…泣き後、メニアック!」
泣いて赤くなったであろう私を写真におさめていく野ばらちゃんに苦笑い。
わいわい、楽しいけど。
ちよちゃんとご一緒する、と双熾も了解してくれた。
すごく楽しかった。
そこに、ばんちゃんと残夏くんもいたらなあ、なんて考えて。
蜻蛉さんもいたら、騒がしくなるだろうな、って。
皆で集まれる日は、いつになるかな?
そう遠くない未来を信じて。
「あ、連にメール、しておこう」
そう思い、携帯を開く。ありがとう、って伝えたい。
「…!」
先に、連からメールがきていた。
“同い年として、相談とかのるから。言いたいことあったら、言いたいときに言え?”
「…」
返信をうつ。
「“ありがとう…連は、私にとって、大切な人。迷惑かけたくないけど、これからは、甘えます”…っと」
私は、うれしかった。
このマンションの管理人を任されてよかった。
皆に出会えて、よかった。
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