時を超えて-book-

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そして登校。

ちよちゃんも一緒に行こうと思ったけれど、過保護で寂しがりやな双熾が、車で送るという。

私と連は、2人で登校。


「…あ」

「ん?」

「昨日、メールありがと。…嬉しかった」

「おー、全然」

「…昨日は、ごめんなさい。取り乱して」

「我を忘れたようだったもんなー」

「もう忘れて…」

「…なんかあったか?」

「…んー、小さいときにねー」

「もしアレだったら、聞くけど」

「んー、また、今度」

「んー」

「……」

「…もー3年だって」

「…早いねー」

「早いよー」

「懇親会なんかさ、2年も前」

「でも今日なんかやるんだろ?在校生代表とかなんとかで…」

「あー…めんどうだなあ、」

「がんばれー」


そんなかんじで、ぐだぐだ話していたらもう学校。

クラス発表で張り出される紙を見る。


「んー」

「んー」

「「あ」」


2人が指さした先は、互いの名前。

同じ場所をさした。


「ふふ、クラス一緒だって」

「最後の最後に初めて一緒」

「よろしくー」

「おう」




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