時を超えて-book-
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帰り。
野ばらちゃんもいて、連もいて。
双熾が女の人と話しているのを、隠れて見ています。
どきどき。こういうのは、照れます。
「照れてる柚葉ちゃん可愛い…!」
そこにちよちゃん。
私はそれどころじゃなかった。
「(じーっ)」
「柚葉、見すぎだってー」
「…、」
「ただならぬ空気よね…ていうか美人じゃなーい?」
「ていうか巨乳じゃない?」
「…ていうか、連ばかじゃない?」
そして、女の人は、双熾の、くち、唇…!
双熾も、女の人の顎に手を添えて、唇が、触れて…
「ちゅー、した…」
「まあ…!」
「おぉ」
「…っ!」
キスを、した。
そして、双熾に見つかり、妖館に戻った。
さっきの人は、彼女じゃないらしい。
ちよちゃんは、なんだか悲しそう。それが伝わってきた。
ちよちゃんは部屋に戻ると、行った。
「女心、わかってないね」
「ん?」
「ふふ、連も、女の子のこと、真剣に考えてみたら?ちゃんとした彼女つくって、ね」
「えー」
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