時を超えて-book-

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朝、ラウンジに行くと、双熾に抱きつく残夏くんと、引いた目で見るちよちゃん。
怒ってるばんちゃんに、遠くから見てる連と野ばらちゃん。

シュールな光景…

拓真と私は、あははと苦笑いした後、ご飯を食べ始める。


「柚葉た〜ん!」


むぎゅう。抱きついてきたのはウサギ。


「おお、残夏、久しいな〜」

「拓たん元気〜?」

「おー、元気だ」

「2人も、知り合いなのか?」

「ああ、旧友?」

「幼馴染だよ〜?」

「ほう…。…そうだ、柚葉さんと君の関係をうかがいたくてな」

「あー、うーん、なんていうか……ね、残夏くん」

「ラブラブカップルだよ☆」

「は?」

「ちがうよー」


話しながらも、私はもくもくとサラダを食べる。
向かいに座る拓真は、抱きついてる残夏くんと私を見て微笑んでいる。


「ふふー、柚葉たん、おはようのキス、してないよ〜」

「し、なくて、いい……」

「き、キス…!?そんな関係なのか!?」

「それは、ひ・み・つ ♡」

「付き合ってないからねー」

「そうなのか!?」


なんだかんだで、何故だかウォークラリーが始まりました。



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