時を超えて-book-
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ウォークラリー。
先にこのマンションに住む、住人や従業人にサインをもらった方の勝ち。
ちよちゃん、双熾チームは順調に進んでいるみたい。
なんだか野ばらちゃんが鼻血だしてたけれども。
ばんちゃんは今、野ばらちゃんと連と私にサインをもらおうとしている。
拓真は「面倒だからちゃっちゃと書いとくわ」と書いて、傍観者になりました。
ばんちゃんがサインをもらうための条件は、モノマネ。面白かったらサインするということで。
さっきから頑張ってくれてますが…
「まあまあかな」
「なんでだよ!」
「まあまあかなー」
「お前が言うな!」
「まぁまぁ、かなー…」
「お前もか!」
「ばんちゃん、もっかい」
「…!」
なんて調子で、
「多めに見てあげるわ…はい」
「ふん…」
と野ばらちゃんからサインを受け取るばんちゃん。
その紙にはすでに、連と私もサインしてあった。
ばんちゃんは、怒った。いつものことだけれど。
そんなかんじで、ウォークラリーは続く。
私は、連と野ばらちゃんと、ラウンジに残った。
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