時を超えて-book-

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学校も終わり、連と2人で帰宅。

放課後、私は拓真と一緒に、コピー用紙を買いに行ったりと、結構遅くまでぶらぶら。

帰ると、見慣れた青。


「久しぶりだな、豚共!無事帰還したぞ!」


「…げ、」

「帰ってきたタイミング、悪すぎたな…」


ドアを開けると、今来たであろう、蜻蛉さんの姿が。
かるちゃんがメイド服で首輪で……


「…かーげーろーうーさーん…?」

「ん?…貴様は…柚葉!久しいな!」

「かるちゃんに何してるんですか」

「私はカルタのご主人で…当たり前のことをしているまでだ!」

「蜻蛉さんの当たり前は、皆の当たり前と少し…んー、凄く ずれてるんですよね」

「お前、なかなかのドS…!悦いぞ悦いぞ〜」

「悦くないです」


「あいかわらず、柚葉すげえわ」


拓真は感心していた。

というか、蜻蛉さんと私のやりとりを見たことがない人たちは、驚いた目で見ていた。

まあ普段こんなんじゃないもんねえ……うん。


と、ばんちゃんが震えていることに気付いた。


「?」

「あ、ぅ、ああああ!」


何を思い出したのか。
蜻蛉さん関係でトラウマがあるらしい。


「そうだ、貴様たちに土産がある!」


沖縄に行ったらしい、が。

またよくわからない、へんなものを皆に渡していた。



「貴様には、足鎖!」

「……」

「お、気に入ったか、M奴隷よ…」

「…何を考えてこんなの選んでるの?」

「…」

「はぁ…ああ、そうですか。ふふ、鎖、つけてほしいと?」

「ちが…!」


ふふふと私は蜻蛉さんの足を縛ってやった。これで動けまい。

満足した私は部屋に戻った。

拓真は心配そうについてきてくれた。



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