時を超えて~BOOK~

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「ふふ〜」

「…あ、」


“喧嘩腰で会話しろ”


残夏くんと手を繋いで、ラウンジに入ろうとしたところ、またまた張り紙。


「喧嘩腰……残夏くん、ばかあ!」

「可愛いから、喧嘩腰になってないよ〜」

「ぅ…、っていうか、残夏くんが作った張り紙じゃないの…?」

「えぇっ、違うよぉ…しくしく…」

「ご、ごめ…あれ…じゃあ、誰だろう…」


ラウンジに入った。


**


ラウンジの机の上には、いろんな紙があった。
「東京都の形を描け」や「対義語の対義語は?」とか。


「尚、このクイズに関しての賞品は、蜻様と行くハワイ7日間の旅」

「は?というか蜻様…まさか!」

「…、かげ、…? 蜻蛉さ、」


嫌な、予感。


「ふはははは!この私だ!」

「うわ…」

「蜻様…」


蜻蛉さんが、登場しました。


「蜻蛉さん…」


また、面倒事が起きなきゃいいけれど。



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