時を超えて~BOOK~
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「ふふ〜」
「…あ、」
“喧嘩腰で会話しろ”
残夏くんと手を繋いで、ラウンジに入ろうとしたところ、またまた張り紙。
「喧嘩腰……残夏くん、ばかあ!」
「可愛いから、喧嘩腰になってないよ〜」
「ぅ…、っていうか、残夏くんが作った張り紙じゃないの…?」
「えぇっ、違うよぉ…しくしく…」
「ご、ごめ…あれ…じゃあ、誰だろう…」
ラウンジに入った。
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ラウンジの机の上には、いろんな紙があった。
「東京都の形を描け」や「対義語の対義語は?」とか。
「尚、このクイズに関しての賞品は、蜻様と行くハワイ7日間の旅」
「は?というか蜻様…まさか!」
「…、かげ、…? 蜻蛉さ、」
嫌な、予感。
「ふはははは!この私だ!」
「うわ…」
「蜻様…」
蜻蛉さんが、登場しました。
「蜻蛉さん…」
また、面倒事が起きなきゃいいけれど。
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