ライバル?リカー号
□誓いの口付け
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真っ昼間からロイの誕生日を祝っているリカー号。
トムとコリンがリカー号をクリスマス並みの派手な飾り付けに勤しみ、甲板では、ファジーがエンドレスで『Happy birthday to you』を歌い、ドジーは、ロイと一緒に厨房で料理を作っている。
悲しい事にリカー号で料理が出来るのがロイだけ。
なのでロイ自ら誕生日パーティ用の料理とケーキを作っている。
(はぁ、何で俺様は、よりによってドジーと作っているんだ?!ドジーじゃなく真珠ちゃんだろ!はぁー。)
ロイがブツクサ言いながら料理を仕上げていき、ドジーが甲板へと料理を運び、着実にロイの誕生日パーティの準備が進められていった。
その頃、シリウス号では・・・・
「シン、リカーを追跡してくれ!」
「船長、なぜ、リカーを?」
「いや、ロイの野郎、確か今日、誕生日のはずなんだ。いっちょ、祝ってやろうと思ってな。みんなにも伝えてくれ。」
「船長命令とあれば、仕方ないですね。少々、時間を下さい。」
「あぁ、わかった。頼むぜ。」
リュウガが部屋へ戻り、シンの口から「ロイの誕生日を祝う」旨が伝えられた。
シリウスのみんなが思い思いにプレゼントを準備し、いつでもリカー号に乗り移れるようになっていた。