アプリ ネタばれ〜!アプリプレイ内容公開!! A

□シンバースディ
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プロローグ

甲板に吹く風に、頬が冷たくなる。

季節はヤマトでいう秋を迎え、朝晩は肌寒く感じる日も増えた。

甲板で航路の確認しているシンさんの隣に、私は立っている。

(もうすぐ11月11日。シンさんの誕生日・・・)
(何かお祝いができればいいんだけどな)

シン
「・・・おい。人の顔をジロジロ見て、何ぼんやりしてる」

○○
「あ、いえ!なんでもありません」

シン
「雲が厚くなってきた。今夜は荒れるかもな・・・・・・」

○○
「嵐になりそうですか?」

シン
「嵐までとは言わないが、航路を変えた方がいいだろう」
「お前、船長のところへ行って航路の確認をとってこい」

○○
「はい」

私はシンさんの指示で船長室に向かった。


コンコン

○○
「失礼します」

リュウガ
「おう、どうした」

○○
「今夜、天気が荒れそうだから、航路を変えた方がいいとシンさんが言っていて・・・」
「航路の確認をとってくるように言われました」

リュウガ
「そうか。シンに任せると伝えろ」

○○
「はい」

ソウシ
「船長。新しい湿布、ここに置いておきますね」

ソウシさんが薬草でできた湿布を持って船長室にやってきた。

○○
「湿布?船長、どこか悪いんですか?」

リュウガ
「そういうわけじゃねぇが、男はいろいろとメンテナンスが必要なんだよ」
「女を悦ばせ・・・」

ソウシ
「船長、それ以上は野暮というものですよ」

リュウガ
「はいはい」
「そういや○○、11月11日が何の日だか知ってるか?」

○○
「はい。シンさんの誕生日ですよね」

リュウガ
「ほう、よく知ってるな」

ソウシ
「○○ちゃんなら知ってて当たり前ですよ」

○○
「シリウス海賊団では、誰かの誕生日にお祝いとかするんですか?」

リュウガ
「んー、特別なことをした覚えはねぇなあ」
「たまーにナギが気付いてケーキを焼くくれぇか?」

ソウシ
「そうですね」
「お宝探しや海軍とのいざこざで、いつの間にか終わっていることが多かったように思います」

○○
「そうなんですか・・・」

(海賊船で誕生日パーティーっていうのも想像できないもんね)
(でも、シンさんの誕生日くらいは何かしてあげたいな・・・)

○○
「では、失礼します」

リュウガ
「ちょっと待て。今年はめでたいことがあったからな」
「シンの誕生日ぐらい盛大に祝ってやるか!」

○○
「めでたいことって何ですか?」

リュウガ
「そりゃあ、お前。シンに女ができたことに決まってるだろ」

○○
「あう・・・」

リュウガ船長にニヤリと笑われ、私は赤くなる。

リュウガ
「誕生日の宴だ!一生忘れねえ一日にしてやる!」

ソウシ
「船長。それならできるだけ、○○ちゃんとシンを」
「二人にしてあげた方がいいんじゃないですか?」

リュウガ
「ん、そうか?」
「○○、お前はどっちがいい?」
「みんなで宴を開くか、それとも二人だけで過ごすか」
「好きなのを選べよ」



→二人きりで過ごしたい
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