料理人 ナギ
□ナギのチョコバナナ
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先日、女子会と称してファジーと夜通し盛り上がった○○。
翌日、ファジーから恋愛観やファンション、食べ物に至るまで色々な話を聞き、教えて貰った○○が一大決心をした。
・・・ナギを歓ばせようと・・・
○○の頭の中で色々な事がグルグルと渦巻き、顔が赤くなったり青くなったりとしながら船の仕事をこなして行った。
当然、そんな○○の様子にナギやシリウスのメンバーに不振がられても「・・・な、なんでも・・・ないよ・・・」と言い通し、その日1日を終えた。
ナギも朝食の仕込みも終え、キッチンも綺麗に磨き上げ、後は、自室へ戻るだけとなった矢先、厨房のドアが静かに開いた。
「・・・ねぇ、ナギ?・・・あ、あの・・・お、お願いが・・・あるんだけど・・・」
「まだ寝てなかったのか?どうした?」
「な、生クリームとチョコと・・・苺が・・・欲しいんだけど・・・ダメ・・・かな?」
「腹でも減ったのか?」
「う、うん」
「そうか、ちょっと待ってろ」
ナギが生クリームとチョコと苺を用意し、皿に盛り付けようとすれば・・・。
「あっ、ナギ?あ、あのね・・・生クリームとチョコと苺、そのまま貰える?」
「?」
「・・・あ、あの・・・お部屋で・・・」
「部屋で盛り付けて食いたいのか?」
「そ、そう!そうなの!ダメ?ナギ?」
小首を傾げ、胸で両手を合わせ、可愛くおねだりする姿を見たナギは、「イヤ」とは言えず、そのまま○○に手渡した。
(・・・ふぅ・・・と、とにかく、材料が手に入ったんだから・・・引き返せないよね?)
(こ、このあと、どうしよう・・・いきなり・・・って・・・)
(や、やっぱり・・・勢いにまかせて・・・)
生クリームとチョコと苺を持ち、クルクルと表情を変える○○にナギが声を掛けた。
「おい、どうした?」
「えっ・・・あっ、な、何でもないよ?」
「そうか?」
「う、うん。あっ、先に部屋戻ってるね?ナギも早く戻って来てね?」
「ああ」
パタパタと足早に厨房から出て行く○○の背中を見送り、ナギの頭の中では「?」で溢れていた。
部屋に戻った○○は、ファジーから貰ったセクシーランジェリーに身を包み、ナギの帰りを待った。
ガチャリ。
ゆっくりと静かに扉が開き、ナギが部屋へと入ってみれば、○○があられもない姿に目を見開いた。
「・・・ナ、ナギ?お疲れさま・・・」
「・・・」
○○がナギに声を掛けるも無言で視線を彷徨わせ、顔を赤くし、直立不動のまま立っている。
意を決した○○がナギの意思などお構いなしに、ナギの足元にしゃがみこみ、ジッパーを下げた。
「お、おまっ・・・」
ナギが驚き、声を発するも○○は、下着の中に手を入れ、ナギの分身を取り出し、先ほどナギに貰った生クリームとチョコでデコレーションすれば、「ナギのチョコバナナ・・・美味しそう・・・」と小さく呟いた。
「・・・お、おいっ、やっ、やめろ・・・」
「ふふふ、やめないよ?だって・・・こんなに美味しそうなんだもん・・・」
ペロリと舌を出した○○は、丁寧に舐め取っていく。
「・・・っ」
普段、見せない○○の淫らな姿にナギ自身、興奮を覚え、○○の舌使いに快感が走った。
感じ始めているナギの顔を見た○○は、もっともっとナギを感じさせてあげたいと思い、小さな口でナギの分身をパクリと咥えた。
ファジーに教えられた通り、口の中で巧み舌を使い、吸い上げれば、一段と大きくなった。
眉間の皺を寄せながら懸命にナギを愛していく○○。
「・・・っ・・・だ、ダメだ・・・もうっ・・・」
ナギを咥えたまま喋ることも出来ない○○は、ナギを見上げ、不安そうな顔をすれば、ナギが首を横に振った。
「・・・気持ち良過ぎて・・・このままだと・・・」
ナギの言葉を受けた○○は、喜びと安心の表情を浮かべ、そのまま、ナギを高みにあげようと頭を激しく前後させた。
「・・・っ・・・で・・・出る・・・」
ナギが○○の口から引き抜こうとすれば、それを遮るように奥まで咥え込む○○。
「だ、ダメっだっ・・・っつぅ・・・悪りぃ」
口の中に出すのを避けたかったナギだったが・・・○○の意思により、遮られ、思いっきり、喉奥へと放ってしまい、慌ててバンダナを外して○○の口元へ持っていけば・・・ちょうど、ゴクリと嚥下した後だった
「っ、な、何してんだっ、汚ねぇだろ。」
「ううん、汚くないよ?だって・・・ナギのだもん・・・」
「おっ、おまっ・・・」
「ごちそうさま、ナギ。お、美味しかったよ?」
「オレより、お前の方が美味いに決ってんだろ?・・・たっぷり味あわせてもらうからな」
ナギは、○○の唇を塞ぎ、身体を弄り、ベッドへと押し倒せば、○○の口からは、艶やかな声が発せられていく。
お互いに求め合い、愛し合う二人。
こうして本当の1日が終わるのであった。
end