Request & Memorial
□目を
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「ねぇ、恭弥君…目を開けてください」
「君の仕事は僕が引き受けましたから」
「美味しいと言ってくれたハンバーグも作りますから」
「緑茶の淹れ方だって草壁に負けないくらい上手くなりますから」
「ヒバードとも仲良くなれるように頑張りますから」
「僕、努力しますから」
「あなたが頑張った成果を確認してくださいよ」
「目を閉じていたら見れないでしょう?」
「君が見てくれないなら、僕頑張れません」
「ほら、目を開けてくださいよ」
「僕と闘いたくないんですか?」
「君、闘うこと好きでしょう?」
「特別に闘ってあげます」
「だから、目を開けて」
僕の声は
「お願いです」
届いていますか?
「恭弥君、目を」
僕の声を
「目を開けてくださいよ」
聴いていますか?
「目を開けてください、恭弥君」
そして起き上がって
骸、と呼んでくださいよ
いくら僕が名前を呼ぼうと君はもう