Request & Memorial

□Please more…
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最強の殺し屋、リボーン。



裏社会の人間なら誰しも一度は聞く名前だ。



チェッカーフェイスに集められる前から、気になっていた。



最強の殺し屋と呼ばれてる男は、一体どんな男なのだろうかと。



最初は、最強の殺し屋と呼ばれてるからには殺しだけに特化した残忍な男だろうと考えていた。



しかしその男は女子供には優しく接し、守るという、非常に紳士的で誰からも愛される男だった。



私は彼のそんなところに惹かれたのだろう。



私が彼の良き理解者になった頃には、彼と並べるようになることしか考えていなかった。



彼の放った銃弾で我が身を貫かれるのではなく、銃弾を受け止める。



こんな芸当が出来るようになったのも、彼を受け入れたいと思った一心から。



我ながら、とても不純だと思う。



それと共に、不毛だとも思う。



叶わぬ恋ならば、とっとと諦めればいいものを、一方通行でいいから、と勝手に想っているのだから。



貴方にこの心を見透かされているのは、分かっています。



でも、それでもいいから。



もう少し想わせて下さい。



END
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