君と僕。 short
□弟の背中
1ページ/2ページ
俺がやってあげないと…。
ずっとそう思っていた。
早く自立してくれないかな…。
こうも思っていた。
だけど、どんどん俺から離れていく祐希を見てると、寂しくなるんだ。
そうなって、自分の本心に気付いた。
嗚呼、そうなのか。
俺は祐希に甘えてほしいんだ、頼ってほしいんだ。
俺に依存しすぎだと自分でも思うほど、依存してほしいんだ。
もしかしたらこの気持ちは、母親の気持ちなのかもね。
そう思うと少し寂しく感じた。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ