君と僕。 short

□弟の背中
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俺がやってあげないと…。



ずっとそう思っていた。



早く自立してくれないかな…。



こうも思っていた。



だけど、どんどん俺から離れていく祐希を見てると、寂しくなるんだ。



そうなって、自分の本心に気付いた。



嗚呼、そうなのか。



俺は祐希に甘えてほしいんだ、頼ってほしいんだ。



俺に依存しすぎだと自分でも思うほど、依存してほしいんだ。



もしかしたらこの気持ちは、母親の気持ちなのかもね。



そう思うと少し寂しく感じた。
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