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□秘めた想い
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この気持ちは誰にも知られてはいけない…
でもいつか伝えられるといいな…
その時はどうか軽蔑しないで、嫌いにならないで…

秘めた想い

side平助

今日はちょっとヘマして土方さんに怒られて不貞腐れてた
「はぁ…あんなに怒んなくてもいいじゃん!ちょっとヘマしただけなのに…」
そりゃ、俺が悪いけど…
俺は皆より体が小さくて力も弱くて要領も悪くて…あーなんか悲しくなってきた…
「平助」
寝転がって軽く伏せていた目を開けると総司がうつった
「総司!どうしたんだ?」
びっくりして起き上がり総司の方をむく
総司は俺の想い人
まあ、俺の一方的な片想いだけど…
「一緒に飲まない?」
総司は酒瓶と二つの猪口を見せた
総司の部屋で二人で飲んだ
大分飲んで俺は酔っぱらっていた
「俺はちょっとやらかしただけなんだぜ?!それを土方さんがねちねち一時間!!もう足痛いし土方さんの怒鳴り声が頭に響くし最悪だった!!」
今日の説教のことを愚痴りはじめていた
「なんか悲しくなってきた…俺って新選組に必要ねぇんじゃないかなあ…」
完全に悪酔いだ…
本当に涙がぼろぼろこぼれた
「そんなことないよ?ほら、泣かないで?」 そう言って俺の背中を擦ってくれた
「そぉじぃ(泣)俺、優しい総司が好き」
酔った勢いだ
「ん?何?」
聞いてなかったらしく聞き返してきた
「だからぁ、総司が好きな…の…」
相当飲んだのと泣き疲れたので俺は寝てしまった
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