従然になるままに


小ネタ的なもの



◆突発的に未来の良郎×絵仁で悲恋を書きたくなったので書いてみた(BSB) 


神様、神様。

もし、いらっしゃるのなら、

どうかオレの願いを聞いて下さい。















「いま、何、て…?」

「だからー、今日病院行ったら癌が見つかったんだって。あ、ちなみに肝臓ね。で、治療のために明日から入院することになったから」


もう、大事なことなんだから良君ちゃんと聞いててよー。と軽い口調で言う絵仁だけど、俺はその急過ぎる展開に付いていくことができなかった。
癌…、って何だよ。
そんなこと急に言われたって…。
動揺する俺とは正反対に、癌を通告された当の本人はサクサクと入院の準備を進めている。その手際の良さは、まるで修学旅行の準備をしているかの様で、笑ってしまうぐらい早くて、驚くほど落ち着いていた。


「だから明日から良君一人になっちゃうけど、大丈夫だよね?」

「かい、と…」

「まぁ、ご飯とかは俺よりも良君の方が上手いから大丈夫だと思うけど。ちゃんと三食バランス良く、きっちり食べてよ」

「ね、かいと…」

「忙しいからってご飯抜いちゃだめだからね。あ!あと、ちゃんと睡眠取ること!良君もゆうちゃんと同じで頑張り過ぎるとこあるから。それから…」

「絵仁!!」


つらつらと俺の心配ばかりを口にする絵仁を叱る様にして俺は絵仁の言葉を遮った。それと同時に先程までサクサクと荷造りのために動いていた手もピタリと止まった。



「治るんだよ、ね?」



投げ掛けた自分の声は情けないくらい弱々しいもので、どうしようもなく震えていた。
俺の話なんかどうでも良いよ。
ねぇ、絵仁。治るんでしょ?
前みたいに一週間ぐらい入院して「病院のご飯は美味しくない」とか文句言いながら笑って帰ってくるんだよね?
縋る様な俺の視線を感じたのか、ずっと荷物を見ていた絵仁の目が俺の顔に向けられた。



「…持病が発覚した時点で俺の肝臓は弱ってたんだよ」



俺にゆっくりと話す絵仁は笑っていた。
でも、いつもの皆を明るくする様なものじゃなくて、



「逆に今までよく保った方だと俺は思う」



何かに必死に耐えようとしている苦しい笑顔だった。
















神様、神様。

もし、いらっしゃるのなら、

どうかオレの願いを聞いて下さい。

早くオレを夢の中から起こして下さい。

こんな質の悪い夢から早く解放して下さい。


ねぇ、神様。














【これは悪い夢なのでしょ?】

(ごめんね、良君。一緒にいられる時間はもう長くないみたい)

簡単な願い事なのに
神様は何故叶えてくれないの?



2010/05/30(Sun) 02:46 

◆Flat3巻ネタ 

「海ちゃん、凄いよねー。好き嫌いはあるにしても先輩に気に食わないって面と向かって言えちゃうんだもんね」

「…」

「いやー、本当に凄い凄い。私ならそんな非常識なことできないよ。うんうん。あの学校一緩い先輩だったから無事に帰ってこれたものの、傍から見たら喧嘩売ってる様にしか見えないからね」

「……」

「むしろ、その勇気を讃えるべきかな?。よっ!日本一不器用な男!命知らずのクソ真面目野郎!」

「………僕はキミも好きじゃない、葛城さん」

「あらま!そいつは残念だ」


そうは言うものの、僕の目の前にいる人物はケラケラとおかしそうに笑っていた。
葛城さんは僕と同じクラスの女性だ。僕のことを「海ちゃん」と呼ぶ(名字の海藤からとって"海ちゃん"らしい)彼女は飄々としていて掴み所がなく、僕らの学年の中ではちょっとした有名人でもある。しかし、今確実に言えることは昨日僕が犯した失態を何処かで嗅ぎ付けて、こうやって人の傷を広げる様な言葉を吐く心無い人だ。
僕は、彼女があまり好きではない。
あの先輩よりは酷くないが、科目によっては授業中に寝てたり、音楽を聞いてたりするし、のらりくらりとしていて掴み所がないし、こうやって人のことを平気で傷付けるし(僕だって言いたくて言った訳じゃない)、

それに、


「…今日も男子の制服を着て、キミは一体何を考えているんだい」


いつも女子の制服を着ずに、男子の制服を着ている彼女が理解出来なかった。


「んー、特に何も考えてないよ。強いて言うなら、私はスカートよりもズボンだから?」

「そんな意味の分からない理由が通ると思ってるのかい?規定されたことを守らない方がよっぽど非常識だ!」


声を荒げて言葉にしてしまった後、僕はハッと我に帰った。
しまった、いい過ぎた。
彼女だって本気で言ってる訳じゃないのに…。これじゃ、八つ当たりしている様なものじゃないか。


「あ、あの、今のは言過ぎた。すま…」

「何で、海ちゃんが謝るの?」

「え?」


凛とした声が、僕の言葉を遮る。
目の前にいる葛城さんの顔を見ると、いつものヘニャリとした絞まりのない顔ではなく、真剣な顔つきで僕を見ていた。


「海ちゃんが規定を守ることが正しいと思ってるなら、それを守ってない私の方が悪いのは当たり前でしょ。それとも、さっきのはただの出任せ?」

「いや、そんなことは…」

「じゃあ、謝ることはないと思うけど。っていうか、そこまでして私は謝って欲しくもない」


淡々と語る彼女には感情というものが存在しなかった。
正直驚いた。
てっきり怒るか、笑って受け流すかと思っていたのに…。
意外な反応にぽかんと呆気に取られていた僕だったけど、彼女の言葉を聞いてまた声を荒げることになった。


「まぁ、私は悪いと微塵も思ってないから女子の制服着る気は更々ないけどね」

「なっ?!」

「価値観の違いってやつでさ…。そういうことで終わっておこうよ。っていうかぶっちゃけ海ちゃん、私に八つ当たりしたでしょ?」

「そ、そんなことはない!」

「またまた〜。大丈夫、葛城お姉ちゃんは気にしてないからね。あ、泣きたいのなら私の胸貸すよ?」

「む、胸?!キミって人は!!言っていい冗談と悪い冗談があるだろう!キミには恥じらいってものがないのか?!」

「アハハハ!顔真っ赤だよ、海ちゃん!」




(求めて止まなかったモノがここにある)
(でも、それに気付くのはまだ先のこと)



------------------
うん、長いし、書きたいことはこんなんだったか疑問符でてます。
そして、Flatの海藤夢ってマイナー過ぎて誰得なの?(もちろん俺得!←)

久し振りの更新がマイナーまっしぐらですみません。



2010/02/05(Fri) 00:15 

◆no title 


「人は好き?」

「んー?どちらでもないかな。ただ一定の距離を保ってくれればそれでいい」

「一人は好き?」

「好きだよ。でも、人と関わりたい。でも、関わり過ぎも嫌」

「我が儘だね」

「我が儘だよ」


ケラケラと声を出して笑ったら、目の前にいるソレは怪訝そうな顔をして私を見た。
あれ?ここは笑う所じゃなかったかな?あー、でも私も何で笑ったのか分かんないや。
クスクスとまだ押さえ切れずに笑っていると、ソレは飽きれた様にため息を吐いた。


「ため息吐くと幸せ逃げるんだって」

「幸せって何?」

「人それぞれ幸せだと思うこと」

「キミの幸せって何?」

「普通であること」

「キミは普通じゃないの?」

「私は異常だらけだよ」


薬を飲み続けないと生けない体も、他人に依存するくせにその他人を鬱陶しく思うこの心も、自分が嫌いなくせに、自分を認めて欲しく堪らないこの無意味なプライドも、私を造り上げてる全てが何かと相反してて異常だ。
いつからこんな風になった?私は普通でありたかった。ただ毎日を過ごせていれば幸せだったのに、いつから幸せでなくなった?グチャグチャとした黒いものが心を覆う様になったのはナゼ?分からない。知らない。
ふふ、自分のことなのに分からないなんてどんだけよ私。っていうか、何で笑ってるんだろう?もう、笑うしかないってやつか。それか、自分が哀れで滑稽過ぎるとか?
クスクスと未だに笑ってるとソレはまたため息を吐いた。



「キミは面倒臭いね」

「私もそう思うよ。でも、そんなキミも"私"なんだよ」

「…本当、面倒臭い」



同じ顔がくしゃりと心底嫌そうに歪んだ。





(私は何処?)




2009/11/16(Mon) 16:02 

◆どんな理由より貴女を悲しませるから嫌いなのです(ランスバ) 

雨はあまり好きじゃない。
どんよりと濁った雲を見るだけで気分もどんよりとした重いものになる気がするから嫌だ。それに湿気のせいで髪の毛はまとまらないし、靴は汚れるし、兄さんも洗濯物が干せないって少しだけ不機嫌になるから好きじゃない。

でも、

どんなことよりも、






「スバルさん」

「……」


いつもならすぐに「何?ランボ君」って笑いながら返事をしてくれるのに、スバルさんはぼんやりと空を見上げたままだった。
彼女が見上げる空は厚い雲に覆われて、ポロポロと涙を流している。そう、雨が降っているのだ。シトシトと全てを濡らしている空をスバルさんは虚ろな瞳で見つめている。
それはまるで、何かを、誰かを探している様でもあり、



「泣いているんですか?」



この空と同じ様に泣いてる様にも見えた。



「…私じゃない」



私じゃないよ。と、自分に言い聞かせてるみたいにスバルさんは笑って答えてくれた。
でも、それは俺が大好きないつもの笑顔じゃなくて、
泣きたいのに泣けなくて、
痛いのに、苦しいのに、
その気持ちすら心深くに押し込めようとした痛々しい笑い顔だった。


「…ここは冷えますからあっち行きましょう?」


スバルさんの返事も聞かずに、俺はスバルさんの手を掴んでその場所から連れ出した。掴んだ彼女の手は驚くほど冷たく、弱々しいものだった。


「…ランボ君、」

「そうだ、アッシュ兄さんがくれたお菓子があるんです!それ食べましょう!俺、お腹空いちゃいました」

「…うん」


スバルさんの言葉を遮って、俺は不自然なくらいに明るく振る舞った。彼女のことだからその不自然さに気付いてるだろう。だから、何も聞かずに着いて来てくれてるんだ。
あぁ、彼女に気を遣わせるつもりじゃなかったのに。ただ、少しでも笑って欲しくて、いつものスバルさんに戻って欲しかっただけなのに。
なんて俺は不器用なのだろう。



(何で)


(何でそんなにも辛そうなんですか)



泣きそうになるのを隠す様に、俺は彼女の手を握り直した。





(虚ろな瞳で何を見てるの?)
(そう聞いたら貴女は答えてくれますか?)




2009/11/11(Wed) 15:31 

◆にゃ●らっく!(BSB) 


CM『猫とアヒルが力を合わせてみんなの幸せをー♪招き●こ●ックー♪』


絵仁「みんなの幸せをー♪にゃん、にゃん。クロさんもCMみたいに踊りだしたら絶対可愛いよね、史佳!」

史佳「まぁ、可愛いだろうけど…。でも、踊ったとしても一緒に踊るアヒルがいないよ」

絵「う〜ん、あ!俺いいこと思い付いた!」

史「?」


〜翌日〜


絵「ねえねえ、むうちゃん!」

武藤「…あのさ、カイト。その呼び方止めない?」

絵「俺、昨日テレビ見ててひらめいたんだけどね!」

武「うん、俺の話を聞く気はなさそうだね。で、何をひらめいたの?」

絵「うん!あのね、むうちゃんとこの鳥さんとうちのクロさんで一緒にア●ラックさせようよ!」

武「えっ、と…」

ゆうま「ゆかり、深く考えなくていいから。アホが移る」



(あ、ゆうちゃんとこの龍二くんも一緒にやったら絶対可愛いよね!)
(カイト、頼むから俺らをおいて盛り上がらないでくれ)
(ははは…)



-----------------
初登場の武藤ゆかり君です。
琉架様宅のお子さんでカイトと同い年で親友さんです。

勝手に「むうちゃん」とあだ名付けちゃってすいません。でも「ゆーちゃん」だと幼馴染みの彼と被るから呼ばせちゃった←

あのCM可愛いですよねー。
絵仁はクロさん抱えて踊らせてるといいです。

お粗末!



2009/10/23(Fri) 01:37 

◆今週の扉絵のランボがけしからんかったです(三兄弟) 

ア「はい、ランボ出来たッスよ」

ラ「ありがとうございます」

「あれ?ランボ君、着物なんて着てどうしたの?」

ラ「今度ツナさんの家で着物パーティーをすることになったんで」

ア「寸法とか大丈夫か着せて見たんスよ。やっぱりちょっと小さいッスかねー?」

「……ぃ」

ラ「え?」

「エロい!」

アラ「「は?」」

「何その色気っ?!何か色っぽいフェロモンがムンムン出てるんだけど!エロい!っていうかずるい!何でランボ君そんなにも色っぽいの?!」

ラ「そ、そんなことないですって…。スバルさんが着物を着た方が、その、魅力的だと思いますよ」

「絶っ対嘘!その首もとは何?!鎖骨から物凄く色気が漂ってくるんだけど!何?それは殺人兵器か何かなの?!色っぽ過ぎ!それに腰も細いし!足長いし!肌綺麗だし!」

ラ「す、スバルさん落ち着いて…」

「三蔵も私より色っぽいしさ!ずるいずるいずるいずるいずるーい!羨ましーい!えぇーい、こうしてやる!」

ラ「ちょ、スバルさん!引っ張らないでください!」

「そんなに色気を出してるならいっそのこと半裸でも裸にでもなってしまえば良いんだー!」

ラ「言ってること訳分かんないですから!わっ!ちょっと止めっ!」

「ふふふ!よいではないか!よいではないか!」

ラ「あ!ちょ、らめぇええ!」

「ふはははは!!」



ア「あれは一体何なんスか」

酢「スバルの皮を着たアホとそれに振り回されてるアホの戯れでしょ」



---------------

満っ足!(いい笑顔)



2009/10/12(Mon) 00:04 

◆またの名をアッシュいびり(三兄弟) 

「う〜ん」

ラ「どうしたんですか?」

「最近、体重が…」

酢「増えたと」

「アッシュさんの料理が美味しくて、つい、ね」

ラ「そんなこと無いと思いますけど。むしろ痩せ過ぎじゃないですか?」

酢「いや、見た目は細くても内脂肪として内側についてるかも」

「スパナってさ、本当容赦ないよね…」

ラ「兄さんのことなんて気にしないでください!お、俺は今のスバルさんが好きです!」

酢「ランボはムチムチのスバルが好きだと?」

ラ「そういう意味じゃないです!っていうかどう見てもスバルさんはムチムチじゃないです!」

「仕方ない。こうなったらダイエットをするか!」

ラ「そんな無理してやることないですし、必要ないと思いますよ」

酢「ウチは三日で挫折に千円」

「スパナは私のこと嫌いなの?」

ラ「すいません、気を悪くしないでください。ただ口が悪いだけで兄さんも悪気があって言ってる訳じゃないと思います、たぶん」

酢「それはフォローとして受け取った方がいい、ランボ?」

ラ「失礼なことを言う兄さんが悪いんです」

「ふ、ふ、ふ。しかーし、スパナがなんと言おうと私には秘策があるから大丈夫なんだなコレが!」

酢ラ「「秘策?」」



ア「みんなー、ご飯出来たッスよー」

「アッシュさん、ご飯食べ終わったらお散歩行きませんか!」

ア「その散歩は当然このまま(人型)でってことッスよね?」

酢ラ((犬の散歩で痩せる気か))





(アッシュさん、思いっ切り走りたくないですか?公園を走り回りたくないですか?一緒に走りましょうよー)
(そんなこと思ったこともないッス)
(ウチ、ドッグランある所知ってるよ)
(もう嫌ッス!この二人どうにかして欲しいッス!)
(不憫だ…)


----------------
犬と一緒に走ると楽しそうですよね!しんどいだろうけど。
そして私はアッシュをなんだと思ってるんだろう?楽しいんですけどね。←


2009/09/16(Wed) 00:16 

◆ミニモスカネタ3 

いや、考えてなかった訳じゃないですよ?
デスクワークが嫌いで、自分の興味範囲外の物には物凄く緩くて疎い(っていうかノータッチ?)スパナさんの事ですし、代りにそれを処理する人(=私)がいなくなれば悲惨な状況になるだろうと考えましたよ?
考えた末にそれを少しでも回避するためにミニモスカを作ってスパナさんにあげたんです。


な の に !



「この山は何なんですか?!」



イタリアからついさっき帰って来て、スパナさんがいるであろうラボの扉を開ければ広がる白い山。
もちろんそれは大気中の水蒸気が結晶化して空からひらひらと落ちてきて出来た山ではなく、植物繊維をすいた薄いもので、俗に言う紙と呼ばれる代物で出来た山だった。更に言うとたぶん入江隊長がお腹をゴロゴロさせながら出来上がりを今か今かと待ち続けている仕事と呼ばれる物達でもある。
っていうかちょっと待て。
確かにミニモスカには仕事を処理する様な機能は付けられなかったけど、だからと言ってこの山はおかしいだろ。(あ、あそこ雪崩起きてる。)
考えられるのは仕事が畳み掛ける様にして仕事が舞い込んできたか、この部屋の主がサボったか。
まぁ、例え仕事が大量に来ても真面目にやればこんなに溜る事は有り得ないので、


「スパナさぁん!スパナさん何処ですか!サボって溜めたことは怒らないんでちょっと出てきてください!ちょっと出てきてちょっと殴らせてください!」

「それって怒られるよりも酷いよね?」

「スパナさん何処にいるんですか?!」

「ここ」


私が尋ねると声とともに白い山の間からそれと同じぐらい白い手がヒラヒラと揺れているのが見えた。
その場所に行ってみると上手い具合に出来た(作った)スペースでお茶を啜ってるスパナさんと、


「モスカの指がぁああ!」


指からポップコーンを打ち出している変わり果てた(実際の見た目は変わってないけど)モスカがそこで寛いでいた。


「ゆ、指…。私のモスカの指が…」

「皿を割らない程度の威力にするのが難しかった」

「誰もそんなこと聞いてないです!」

「ケーキの方が良い?」

「どんだけ改造したんですか?!」


泣きたい。
否、もう泣いてる。
確かにミニモスカはスパナさんにあげましたよ。でも、だからと言って私が丹念に作ったものを(しかも、自分でも結構気に入ってたのに)指からポップコーンを打ち出すようにしたり、腹からホールケーキを出したり、背中にティーセットを備え付けたりするのはあんまりだと思います。


「う、う、私のモスカが…」

「ウチはこっちの方が便利だと思うけど?」

「っていうか何でお菓子ばっかりなんですか!まさか私がいない間、食事をお菓子で済ましてたりしませんよね?」

「……………ウチ仕事しなきゃ」

「答えてからでも仕事は出来ます。それに仕事するならモスカの整備よりもこの書類を山を片付ける方が先です」

「疲れた体には糖分を接種するのが効果的だ」

「だからって限度があります!もう、倒れてからじゃ遅いんですよ!」


帰って来くると書類の山が出迎えるは、頑張って作ったモスカは目を疑う様な新機能を搭載してるは、上司の食生活は有り得ないは…。
ここまでくると、怒りを通り超して、呆れる。それよりも、私が帰って来るまで生きてたことにさえ感心する。
はぁー、と私が深いため息を吐くと、何故か全ての元凶であるスパナさんがクツクツと笑いだした。


「ユウだ」

「は?」

「ユウが帰ってきた」


おかしくて仕方ないといった風にスパナさんはクツクツと笑い続けている。
いきなり笑いだしたりしてどうしたんだろうか?しかも、私が帰ってきたことに笑う所なんて何処にもないと思いますが。いつも思うけどスパナさんの笑い所がよく分からない。実際は笑い所だけじゃなくて考えてること自体、全然分からないけど。っていうか、スパナさんの考えてることが分かる人っているのか?
なんてことを考えてたらスパナさんがいつの間にか私の目の前に立っていてビックリする羽目になった。そして、未開封の飴を取り出すと私に笑いながら差し出してきた。



「おかえり、ユウ」



その言うスパナさんの顔が何だか嬉しそうに笑ってる様に見えたから、不覚にも私は吃りながら言葉を返してしまった。





「た、ただいま、です」








(ぷっ!ユウ、変)
(す、スパナさんの方がおかしいです!大体、何で笑ってるんですか!)
(教えない)
(何でですか?!)
(あ、そういえばこの書類たち今週までだから手伝ってね)
(帰ってきて早々鬼ですねこの野郎!)



騒がしいキミが帰ってきた
(でも、それが心地いい)



------------------
もはやSSと言えない長さ。
だいぶ前に書いたミニモスカネタの続き。そういえば、帰ってきてないなーと思って。長くなり過ぎて最後適当です。←
スパユウを書いてる時が一番楽しいかもしれない。


2009/08/29(Sat) 23:20 

◆カル●スのCMで双子←牛 

※最遊記連載「青春交響曲」の双子と三兄弟の絡みネタです。
※双子弟と三兄弟は何故か顔見知り。

以上が許せて、くだらないネタでもドンと来いと言う方は下へ。



































酢「目標(双子)補足、距離100。ランボ、弟の方はウチに任せろ。良い考えがある」

ラ「あの、でも、兄さんとりあえず前回一緒に飲めましたし…、(※前のカ●ピスネタ参照)できればこれ以上寿命を縮めたくないんですけど…」

酢「…ファイト(棒読み)」

ラ「えぇ?!」

ス「あれ?わ、また会ったねランボ君!」

ラ「あ、はい!あのスバルさん!(あぁ、もう良いや!誘う!)」

ス「ん?」

ラ「もし良かったらまた一緒に…!」

薛哉「テメェ、この牛野郎!アネキに近付くんじゃ…!」

酢「薛哉」

薛「んだよ!今はお前の相手してる暇は、」

酢「はい、犬」

(びろーん)

ア「だからオレは犬じゃねぇッス!あと前足だけで持たないで欲しいッス!」

薛「犬だぁあああ」

ア「ぎ、ぎゃあぁああ!」

薛「うわっ!超フカフカ!超もこもこ!やべぇ、気持ちー(すりすり)」

ア「ひぃいい!薛哉、落ち着くッス!冷静になるッス!今、薛哉が頬擦りしてるのは男(野郎)ッスよ?!」

薛「ふわふわ毛皮最高ー!!」

酢「今だランボ!」

ラ「兄さん…(じ〜ん)はい!俺やります!スバルさん良かったらまた俺とコレ飲…」



ス「あー!セツ君だけずるい!私もー!」

ア「うわぁあああ!増えたー!増えたッスー!ちょ、二人とも離れて!頼むから落ち着いて欲しいッス!」



ス「ふわふわのもこもこだねー」

薛「気持ち良いよなー」

酢「これは想定外だった」

ラ(負けた…、アッシュ兄さんの毛に負けた…)







(スパナ!兄ちゃんを売ったッスね!)
(なー、アネキー。アッシュ飼っちゃ駄目?)
(んー、流石にそれは駄目かな)


------------------

カ●ピス<<<<<<<<<<<<超えられない壁<<<<アッシュの毛


双子は動物(もこもこ)好きという何に使うか分からない設定を使ってみた。
アッシュとランボが可哀相な感じに仕上がってとても楽しいです(最低だ)



2009/07/30(Thu) 02:07 

◆カ●ピスのCMで三スバ←牛 


酢「あ、スバルが来た」

ラ「にににに兄さん、やっぱり俺には無理ですよ」

酢「頑張れ(棒読み)」

ラ「ちょ、兄さん!?」

ス「あれ、ランボ君?わ、偶然だね!ランボ君も海来てたんだ」

ラ「あ、は、はい!あ、あの!」

ス「ん?」

ラ「良かったら、い、一緒に!!」



三「あぁ?」


ラ「良かったら三蔵さんと一緒に飲んでくださいコレ…(泣)」

酢「ちっ、つまらない」

ラ「兄さぁああん!!」






(三蔵は甘いもの飲まないから一緒に飲もうよランボ君)
(?!、はい!喜んで!)
(………)
(恐い!三蔵さんからの殺気が物凄く恐い!殺されそうだけど我慢!)


----------------
射殺さんばかりに睨んでるといいよ三蔵。
楽しいー(によによ)←



2009/07/26(Sun) 14:15 

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