小説

□標的203の「這いつくばらせたくなる」件について
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「痛いじゃないですか!!新手の愛情表現ですか?!それでしたら僕の胸の中に飛び込んで来て、げふぅっ!!」

「僕の前から消えろ、今すぐに」



黒いオーラを背負いつつ、雲雀は骸の鳩尾に愛用のトンファーをこれまた力一杯打ち込んだ。
だが、そこは流石六道骸と言うべきか、雲雀のトンファーを喰らい倒れたが、むくりと何事も無かったかの様に立ち上がった。否、実際はかなり血塗れだが、それを感じさせないぐらいスラリと立ち上がったのだ。


流石、変態の中の変態。
パイナップルヘアーは伊達じゃない。



「ちょっと、今失礼なこと考えたでしょう」

「で、何かよう?」



君に構ってる時間は無いんだけど、と骸の言葉を無視して言う雲雀。しかし、用件を聞こうという意思があるだけまだマシだろう。
その雲雀の気遣いを汲み取ってか、はたまた元から関係ないのか、骸は雲雀に話し出した。



「聞きましたよ雲雀君!!幻術のことを調べてるらしいじゃないですか!!どうして僕に聞かないんですか?!幻術において超スーパープロフェッショナルのこの僕に!!」

「キミに聞くぐらいならミジンコに聞くよ」



自信たっぷりと言うよりキャラ全壊で言う骸。そんな骸の言葉を雲雀はキッパリと、そしてズパッ!!と骸を見もせずに言い放った。
言われた本人は、かなり堪えたのか、部屋の隅でのの字を書いていた。

この時の雲雀が、骸を面倒くさい変態だと思ったのは言うまでもない。



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