短編
□放課後の2人の秘密
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水戸部君と保健室で委員会の仕事を一緒にしてた。
『そっち、終わりそう?』
「・・・(コクン)」
水戸部君ってやっぱり黙々と仕事するな〜と考えながら
ぱらぱらとみんなに配る紙を見ていた
『いっ・・・!?』
なっ何だこの痛みは!
指から血が出ていた
紙で切ったみたい
これくらいなら、大丈夫かと思いながら、指をくわえようとした・・・・・が水戸部君に腕を捕まれ阻止された
すると突然、
「(パクッ)」
『・・・・っ!』
切れた指は自分の口中ではなく、水戸部君の口の中にあるではないか
自分の顔がだんだん赤くなっていくのがわかる
『ちょっ、あの、水戸部くんっ・・・・はっ恥ずかしいからっ!』
そう水戸部君に訴えるが水戸部君は離してくれない
指をくわえている姿を見るとなんだか色っぽく・・・・
「(名前の怪我は俺が治してあげるからね?)」
『なっななっ・・・!』
さらにさっきより赤面し
数分の間は動けなかった
ようやく、離してくれた水戸部君はこう言った。
「(さっきの顔は俺以外に見せちゃダメだよ)」
そういって、私にキスをした。
『っ・・・・・』
不意討ちだ。ズルい
そんなこと言ってキスまでされたら、惚れちゃうじゃん、
放課後の2人の秘密
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(これで名前に近づけたかな?)
(もう水戸部君にドキドキしちゃうよ・・・・、)