中編
□魅力区域のマネージャー
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今日も朝から戦争だった…。
***
ワタクシ、名無しの花子は今、話題沸騰中のジャニーズのマネージャーをやってます。
マネージャーと言っても、副マネージャーですが…。
「お、花子発見〜」
きました、きましたよ…。
アイスを片手にチャラいお兄さんが。
『オハヨーゴザイマス…』
「何、どーした?顔死んでるけど(笑)」
そう笑いながら、ぷにぷにとほっぺたをつつくコイツ。←
『…何するんですか、風磨さん』
「またまたー!同い年なんだから、敬語外せよなあー」
そうです。
ワタクシ、まだ17歳…!!
社会的にどうなんでしょうね、この年でマネージャーって。
そしてこの人が菊池風磨。
あ、いつもは呼び捨てなんで、もう呼び捨てます。
『あれ…みんなは?』
「まだ楽屋じゃね?」
何で疑問系なんだよ…。
あえてつっこまず(毎度のことなので)楽屋に向かった。
風磨がにやにやしながら、後ろをついてくるのにいらいらしながら。
(ていうか、風磨。
さっきからアイス垂れてる)
(うわ、廊下まで汚れてるよ)
(もう17歳でしょ、しっかりして…ぎゃー!!
マネージャーこっち見てるー!!)
(ありゃキレてますね、完全に)
((あたしが拭くんですよね、拭けばいいんでしょ、拭けば…(泣)))