銀魂 短編

□Merry Christmas でサヨウナラ
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今日でアイツと別れてちょうど1年

クリスマスでカップルがごった返す中
一つのカップルが終わりを告げる。

「虚しいな、オイ」

部屋に寂しくつぶやきが響く


デートの最初はいい感じだった。
俺だってドキドキして楽しい気分だったし
アイツも楽しんでるとばかり思ってた。
でも帰り際に別れを告げられた。

.....俺が望んでた結末と全く違げぇ


『銀さん、お待たせ!』

「ああ、全然大丈夫。俺もさっき来たところ」

なんて言いつつ30分ぐらい前には来ていたはず

「んじゃ行くか」

『うん!』

イルミネーション街を歩きながら
ウィンドウショッピングして、
アイツの欲しがったネックレスを
こっそり買っておいたりした。

喜んでくれるかなんて期待した俺はバカだ。

「そろそろ腹へったな」

『そうだね』

少し高いレストランで食事。
この日のために一人での仕事を幾つか入れたりした。

『すごーい!おいしい〜』

「だろ?俺今日の為に探したんだぜ?」

『ありがと!銀さん』

食事も終わり、たくさんの電飾が
施されたクリスマスツリーの前で
その時は突然訪れる

「なぁ、わた…『ねぇ銀さん、言わなくちゃいけないことがあるの』

「え?なんだ?」

『私たちさぁ・・・


・・・別れよう。』

一瞬、時が止まったかと思った。
まさかアイツの口から
そんな言葉が告げられるなんて夢にも思ってなかった。

「なんでだ?」

『ごめんなさい…銀さんとはもう…』

『.....サヨウナラ』


こうして俺の恋は終わりを告げた。


「あん時のネックレス…捨てらんねぇ・・・」

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