銀魂 短編

□甘美な時間
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ーー窓から日の光が差し込む昼過ぎ

銀時とその彼女朝香は二人きりで部屋にいる。

銀時はいつものように椅子に座りながらジャンプを読んでいた。
彼女は立ち上がって冷蔵庫へ飲み物を取りに行った。

「銀さん、何か飲む?」

『あー、いちご牛乳くれ』

「はーい」

グラスにいちご牛乳を注いで、仕上げに魔法の粉を入れて銀時に差し出した。

「はい、どうぞ」

『おう、さんきゅ』

何も知らない銀時がゴクゴクと半分ほど飲んだのを確認してから彼女は自分のお茶に口つけた。

異変はすぐに現れた

『はぁ…なぁ、朝香…何かこの部屋、暑くねぇか?』

「そう?私は全然暑くないけど」

『そ、そうか…』

また銀時はジャンプを読み始めた。
しかし、、

『…はぁ…はぁ……』

静かな部屋に銀時の荒い呼吸が響く。
気付かぬふりして銀時に目をやると、顔を赤くして落ち着かない様子だった。

(あぁ、銀さん辛そう。それもそのはず、これは総悟くんから貰った天人用の媚薬。効き目は人間用のそれとは比べ物にならないほど強い。)

「銀さん、どうしたの?」

そう言いながら銀時の前に移動した

『いや、…はぁ、なんでもねぇよ』

銀時は誤魔化した。

「ホント?…何か息荒いよ?」

そう言うと彼女は床に膝をつき、両手を銀時の太腿の上に乗せて顔を覗き込んだ。

びくっ

『あっ!!…な、なんでもねぇから!心配すんな!』

「どうしたの?急に大きな声出して、、顔も赤いし、熱でもあるのかしら」

彼の気など知らぬふりをしながら、左手を太腿の付け根まで滑らせながら、右手を銀時の額に当てる。

『んっ…朝香……ホントに、なんもねえって…』

そう言う彼の股間に目をやるとソレはぱんぱんに膨れている。思わずニヤけてしまいそうなのを我慢した。

俺は自分の身体に起こる異変にはもちろん、自身のソレが痛いほど膨らんでいることにも気づいた。しかしナニがなんだかわからず、朝香にバレないよう答えるのに必死だった。

『おい、朝香…っ…ちょっと厠…ん…』

「ちょっと待って、大丈夫なの?」

これから面白くなるのに逃さないわよと厠へ逃げようとする彼の腕を引っ張った。薬はだいぶ効いていて彼を椅子に引き戻すのは女の私の力で十分だった。

『あっ…マジごめん、…ちょっと…』

俺はもう思案する余裕も無く目の前にある半分ほど残ったいちご牛乳をグイッと一気に飲み干した。
そして目線を朝香に合わせると…彼女はニヤリと笑っていた。
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