淫ノ床
□夜這い
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とあるロンドン郊外
広い広い大豪邸
英国国境騎士団。通称:HELLSING機関
此処に在るのは、その大元の屋敷だ
地下数十mの処にその男は易々と入る
ジユーダスプリースト
彼こそ
私の天敵だ
イスカリオテ第13課
『聖堂騎士』とまで云われるあの男だ
ロングコートをはためかせ
生意気に祝福儀礼まで済ませた剣を持ち
私を殺そうと意気込むあのアンデルセンが
何故こうも易々と此処に来られるのか?
決まっている
我が主との契約の際少々踏み込んだのだろう
だが…何とも不思議なものだ
吸血すらしたいと思わん
噛み付いたって甘噛みで終わってしまう
最後まで噛む勇気がないのかもしらん
彼は再生者だ。
だが、死ぬだろう…私はそれを望まない
むしろ…愛されてみたい
生前の様な恋ができるならば