request

□私の彼氏
1ページ/4ページ




誰かっ誰かっ誰かっ!



誰か助けて!






「アンタ、さっさとグレイ様と別れなさいよ!」

「そうよ!」

バシッ!

「っ痛!」

私は体育倉庫に呼び出されていた。

そこに行ったら、女の子が数人立っていて。



いきなり、ぶたれた。





ーーーこれは、いつものこと。

もう、慣れた。



慣れた、と心に言い聞かせた。

何度も何度も。







そう、私はイジメられているのだ。









きっかけは、1ヶ月前。


ずっと好きだったグレイに告られて、つき合ってから。



グレイはちょっと変なクセがあるけど、顔立ちは良いし、性格も良いからとてもモテる。

だから、グレイファンの子達が黙っていたかった。



ぶたれたり、悪口言われるのは当たり前。



そんな毎日がずっと続いてる。

でも、この事は誰にも言ってない。


‥‥もちろん、グレイにも。


私はずっと孤独だった。





だって‥‥


もし、グレイに言ったら彼は自分を責めると思う。

そんな事、思ってほしくない。



だから‥‥。




 




 
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ