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□姫君の気分次第
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姫君の気分次第:after story
後日、先日のことをミラに相談してみた。
「なぁ、俺って病気なのか? ルーシィ見るとドキドキ心臓がうるせぇし、ルーシィが他のヤツに笑うとムカつくんだ。なあ、教えてくれよ、何なんだ?」
そこまで分かるなら、何で自覚しないのだろう。
ミラは内心思う。
でも、このまま「ルーシィに恋してるのよ♪」なんて普通に言っても、面白くない。
考えたミラは、ある事を思いついた。
「ナツ、ちょっとあれ見て」
ミラが指さした先には、ルーシィとグレイの姿。
その2人は、何かの本の話題で盛り上がっているようだった。
そんな様子に、ムスっとしながらナツはミラの方へ向き直した。
「ルーシィと……グレイがどうしたんだ?」
「ねぇ、ナツ。グレイってルーシィの事が好きなのよ」
「好きって……仲間なんだから当たり前だろ?」
キョトンとするナツを少し可愛いなと思いながら、ミラは続ける。
「仲間としてじゃなくて、”女の子として“よ」
ちなみに、ミラが言ったことは、まるっきり嘘である。
「グレイが……ルーシィのことが……好きって……」
みるみるうちに、ナツの顔が曇る。
その顔を見たミラは、内心ガッツポーズをした。
「あらあら、ナツってば嫉妬しちゃった?」
「嫉妬って……まさか、俺」
「……ルーシィのことが好きなんでしょう?」
ミラがそう言った途端、ナツの顔が紅潮する。
ミラはその顔が見たかった。
あのナツが、照れる姿を。
たぶん、普通に「ルーシィの事が好きなのよ♪」と言ってもここまで赤くなるとは思わなかった。
「さぁ行きなさい、ナツ! ルーシィの心をゲットするのよ!」
「お、おう……///」
こうして、ナツは自分の気持ちに気づいたのだった。
ーendー
あとがき
遅くなってスイマセンorz
てか、甘く……ないですね、スイマセン(ToT)
あぁ、せっかくリクエストしていただいたのに……っ!(ノД`)
名前が分かりませんが(;゚ロ゚)
リクエストしていただき、ありがとうございましたm(_ _)m
また、ここまで読んでいただき、ありがとうございました(^^)/
さぁさ