story
□ジェラシーパニック
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「おーい! ルーシィ!」
「ひょわぁ!? ちょっとナツ! いきなり抱きついてこないでよ!」
「いーじゃねぇかー。ルーシィ、柔らかいしな!」
「‥‥はぁ‥‥」
ルーシィは大きくため息をついた。
端から見れば、まるで恋人同士の様なナツとルーシィ。
しかし、彼らにはそれぞれ違う恋人がいるのだ。
そう、ギルドの端で黒いオーラを出している、グレイとリサーナである。
(ナツのヤロー! ルーシィに気安く触ってんじゃねぇよ!!)
そう思いながら、グレイは周りを凍りづけにしており、リサーナは
(ナツのバカ! ルーシィにベタベタしないでっ!)
と思いながら、接収(テイクオーバー)していた。
だが、ナツ達のいちゃいちゃ(?)は止まらない。
「ん? ルーシィ、お前グレイのニオイがするぞ」
「なっ!/// なな何言ってんの? そりゃあ、当たり前じゃない!」
ルーシィはナツの言動により、昨夜の事を思い出して、顔を真っ赤にさせた。
しかし、ナツには通じないようで、ルーシィの首もとに鼻を‥‥つまり顔を近づけた。
周りから見れば、それはまるで首もとにキスをする寸前で。
レビィやジュビアなどは、顔を赤くしており、
マカオやワカバは「オイオイ、浮気かぁ?」とニヤニヤしながら言っている。
その途端、ついにグレイとリサーナはキレた。
「オイ!! クソつり目炎ぉぉぉぉ!!」
「ナツーーーーーーーっ!!!」