story

□たとえ、私じゃなくても5
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闇ギルドを倒した後、俺はルーシィ達と別れた。



だけど、俺は胸の中がモヤモヤしていた。




俺の本能が、イヤな予感を感じているーーー。




そう、思ったとき俺はルーシィの姿が脳裏に浮かんだ。






気づいたら、俺はルーシィの家の前にいて。


あれから、30分経っているから家にはもう帰ってるはずだ。





だけど、そこにルーシィの姿はなくて。


もしかしたらギルドに行ってるかと思い、ギルドに行ったが、ルーシィの姿はなかった。




そのことを、エルザとクソ炎に伝えると2人ともイヤな予感を感じていたらしい。



俺達は、ルーシィを探しに行った。





途中、クソ炎に声をかけられた。

「オイ、グレイ」

「んだよ」

今、お前と話してる余裕なんかねぇんだよ。

「昨日、言い忘れた事がある」

昨日とは、きっと“あの夜のこと”だろう。


ーーー ルーシィが元気ないのは、お前のせいなんだよーーー


そう言ったナツ。


俺はあのとき意味が分からなかった。


「これからジュビアとイチャイチャすんな」



‥‥‥は?

突然、発せられたナツの言葉。


「何言ってんのか、さっぱりわかんねぇ‥‥」

俺はジュビアとイチャイチャしてないし。

しかも、それとルーシィの事と何が関係あんだよ。

「ルーシィはヤキモチ妬いてんだよ。いい加減気づけよ」









‥‥‥‥は?

何言ってんだよ、ナツ。




ルーシィがジュビアにヤキモチ?

まるで、ルーシィが俺のことを好きみてぇじゃねぇか。



ルーシィの好きな奴はお前だろ?

そうに決まってる。



「ルーシィは勝手に失恋したと思ってる。両想いなのにな」

平然と言う、クソ炎。


おいおい待て。
「両想い」って‥‥


なんでお前が、俺の好きな奴を知ってんだよ。



「ルーシィに会ったら告れよ。ヘタレ野郎」

言うだけ言って、クソ炎はルーシィを探しに行った。


 
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