story

□大好きだったよ、さようなら。
1ページ/5ページ







「グレイ‥‥別れてほしいの」





そう、言ってから数時間後。


あたしは決意したんだ。






大好きだったよ、さようなら。






〜グレイside〜


「いい加減にしないか! お前らぁぁ!」


エルザの乱入により、ナツとのケンカを止められた俺。

あ〜喉、乾いたな。

「ミラちゃん。水」
「あらあら。今日は荒れてるわね、グレイ」
「べつに‥‥」
「そんなんじゃ、ルーシィに嫌われちゃうわよ?」

ーー!

『ルーシィ』という言葉に反応した、俺。

「もう‥‥嫌われてる‥‥」
「‥‥ケンカでも、したの?」
「いや、別れた」

つい、さっき。

彼女の口から『別れてほしい』と言われた。
理由はわからない。
でも、俺はそれを受け入れた。

何でだろうな。

本当は別れたく、なかったのに。

「ミラちゃん。俺、帰るわ」
「‥‥そう」

今日は最悪な1日だった。





でも、この後も最悪な日々が待っていたんだ。


 
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ