ソロモン72柱〜悪魔使いになるために〜
□悪魔探し一日目
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見留「ところで、なんて悪魔だっけ?」
拓海「えっ………」
拓海が再び黙り込んだ。
不味いことでも聞いてしまったのだろうか…
それとも私のポーカーフェイスが般若にでも見えてしまったのだろうか。
拓海「あのね見留。」
見留「うん…。」
拓海「悪魔は簡単に人に本名明かさないの。」
見留「うん、知ってる。」
拓海「……本当に知ってた?」
見留「うん、知ってたよ。(*´∇`*)うふふ」
今度のは本当に知ってました。
昨日もらった手書きの説明書みたいなやつ、あれに書いてあった。
確か、悪魔と契約するには、その悪魔の真の名前を知らなくてはならない。真の名前を知ってしまえば、どんなに悪魔側が嫌がろうが拒絶しようが泣き叫ぼうが簡単に契約したり、束縛したり、奴隷のように使い魔のように扱うことができるのだ…と。
つまり、悪魔にとって他人に本名を晒すことは、どんな目にあってもどんな扱いをされても、一生あなたのしもべになります☆…と言っているようなものなのだ。
…ぜひ全員分の名前が知りたいものである。
見留「とりあえず本名教えろや。」
ガチで欲しいな使い魔。
拓海「だからダメだって!邪心全開でこっちに来ないでって…」