ソロモン72柱〜悪魔使いになるために〜
□悪魔探し一日目
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見留「ところで、本当にどうやって入ったの?悪魔って本当に壁すり抜けられるの?」
拓海「いや、できるわけないじゃん。普通に隠し通路使ったに決まってるじゃん。」
どうやらこのマンションには、プライバシーを色々否定した隠し通路があるらしい。
見留「とりあえず拓海。何しにここに来たか、理由を教えてよ!」
拓海「………とある人に頼まれたんだ。」
見留「…?とある人って?」
拓海「……詳しくは言えない。ただ、見留のよく知っている人だよ。」
拓海はそれだけ話すと、人ん家の冷蔵庫から勝手に麦茶を取り出してコップに注ぐ。
見留「だから勝手に何やってんのよ!?」
拓海「うーん…まぁ、そんなに気にすることじゃ無いだろ。これから悪魔探しのパートナーになるんだから。」
見留「えっ?」
今なんつった?…こいつ今何て言った?
ポカンとしていると、拓海が私の顔の前で手をヒラヒラさせる。
見留「パ、パートナーって…悪魔探しのパートナーって……どどういうこと!?」
そう動揺しまくって訪ねると、拓海は落ち着いた様子のまま、ゆっくりと説明し出した。