未来予想図A
□未来予想図A-4
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わたしが明紀さんを見つけたとは丁度、九尾の妖狐が現れた時だった
視界が揺れてやっと立っている状態だった
直ぐそばの樹の影が揺れた
「何者ッ!?」
揺れが小さくなって行ってみたら、真っ赤な血溜まりが映った
白銀の髪が血に染まり、紅く染まった太刀が転がって
「明紀、さん...?」
そうじゃなければいいのになんて
「明紀さんッ!!」
馬鹿なこと考えてしまう
ソレしか考えられないと言うのに
「リン、ちゃ...ん?」
わたしを探す手を強く握って呼び掛け、下手くそな医療忍術で治療して
後からカカシとオビトが走ってきた
驚きながら明紀さんを覗き混んで、震えていた
わたしには手に負えないほど深く刺傷している
(早く、病院に...)
冷たくなっていく手の温もりがわたしを狂わせるんだ
何をしなきゃ行けないのか
優先順位をわすれてしまう
(早く)
現実を遠ざける
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